今、世界では…
1日、1ドル以下で暮らす人々が12億人
アジア、アフリカ、そして中南米。途上国と呼ばれる国々は、私たちの想像をはるかに超える、貧困という大きな問題を抱えています。1日1ドル以下で暮らす最貧層の人々は、世界に12億人。これらの人々には、最低限の保健医療や生活環境すら与えられていません。
たとえばDream Powerコンサートで支援したパキスタンでは…
46%の人々が1日1ドル以下の生活
40%以上が安全な生活用水を得られない
80%以上がトイレのない生活
10,381人に対して医者ひとりの医療環境
もしも、世界が100人の村だったら…
100人のうち50人が栄養失調に苦しんでいます。
100人のうち80人が劣悪な居住環境で生活しています。
たった6人で世界の約60%の富を所有しています。
生活のために働いている子どもたちが2億6,300万人
こうした途上国では、生きていくために子どもたちが労働に追いやらています。たとえば、窓のない部屋で有害な薬品を使って毛皮を加工する10歳の男の子、危険な機械の組立を大人の賃金の⅕でしている8歳の男の子、ゴミ捨て場で売れそうなものをあさる6歳の男の子。世界には生きるための最低限の権利すら保証されていない子どもたちが大勢います。
子どもたちが持っているはずの権利
●名前を持つ権利
生まれてくる子どもたちの⅓が名前を与えられていません。
●国籍を持つ権利
難民にならざるを得ない子どもたちが1,500万人もいます。
●健康に生きる権利
5歳までに死んでしまう子どもたちが年間1,200万人もいます。
学校に行けない子どもたちが1億1,300万人。読み書きできない人々が8億8,000万人
現在、こうした途上国では、1億1,300万人の子どもたちが、初等教育の機会を奪われています。また、教育を受ける機会を失ったまま成人し、読み書きのできない人は全世界に8億8,000万人もいます。
「子どもの権利条約」(1994年に日本も批准)
第28条 教育を受ける権利
子どもは無償で初等教育を受ける権利があります。国は子どもたちが学校に毎日通えるように、また、途中でやめないで卒業できるよう努力します。そして世界中の子どもたちが読み書きや必要な知識が学べるよう国と国との協力が求められます。(抜粋)