オノ・ヨーコ 子どものためのワークショップ「希望の路」
2011/08/09
毎日小学生新聞
毎日小学生新聞特集:2011年8月9日付掲載
メンドピース
「メンドピース」は、ヨーコさんの代表作の一つです。壊れた陶器の破片を、接着剤を使って元に戻します。
「ある少年がね『離婚しようとしてたパパとママが、メンドピースのパフォーマンスを見て、仲良くなった。ありがとう』というメッセージをくれたの。カップを元に戻すことは、世界をつなぎ合わせることと同じ」とパフォーマンスに込めた思いをかたりました。
ヨーコさんに教わりながらカップのかけらをくっつけた島根県大田市の藤井珠希君(小3)は、カップを元に戻すのは難しいけど、楽しい。続きを家でやりたいです」と話していました。
ヤーンピース
3色の毛糸が子どもたちに巻き付けられていきます。光の黄色、雲の白、青は空を表します。福岡市中央区の増本涼太君(小3)が「もっと光をちょうだい!」とリクエストすると、体は黄色の毛糸に包まれました。毛糸の端を握ったヨーコさん「みなさんの体が空に続いているわ。そして私はあなたたちとつながっているのよ」とほほ笑みました。
「椅子の座り方を忘れてしまった」のピース
ヨーコさんはふいに、会場の椅子を見て「この椅子は、どのように使うの?」「身を隠すもの?」「となりに寝てみようかしら」と、椅子を逆さまにしたり、倒したりします=写真。子どもたちは答えにつまります。沖縄県恩納村から参加した小谷地光君(小4)はヨーコさんの横に立ち、「ずっと立っていると足が疲れるから、座るときに椅子を使います」と教えてあげました。何度か問答を繰り返し使い方が分かったヨーコさんは「確かに椅子に座ると楽ね。だからみんな椅子が好きなのね」と、椅子にキスをしました。
10年後 約束のかけら
プロミスピース
一生懸命カップを直したり、短冊に平和への思いをびっしり書き込む子どもたちに、ヨーコさんは、白い大きなツボを割ったかけらをプレゼントしてくれました。「10年後、かけらを元に戻しましょう。みなさん、また会いましょうね」と語るヨーコさんと、再会を約束してお別れしました。福岡県行橋市の工藤紗矢さん(小6)は「10年後、みんなでつぼを完成させることができたらうれしいです」。茨城県竜ヶ崎市の都留和葉さん(小6)は「ヨーコさんは、この人と活動したいと思わせる、世界のリーダー的な存在だと感じました」と話していました。
あなたの願いは何ですか

ウィッシュ・ツリー
一生懸命カップを直したり、短冊に願いを書いて、モミジの木にくくりつけました。ヨーコさんは「私はいつも世界平和を願ってきたから、今日はみなさんの幸せを願いたいわ」と、短冊に「今日会った子どもたちがみんな、平和で楽しい人生を送りますように」と書き、枝にくくりつけました=写真上。
原爆で曽祖父を亡くした広島県府中町の中島春香さん(小4)は、「家族みんながいつまでも笑顔でいられますように」という願いを込めました。
毎日小学生新聞特集:2011年8月9日付掲載

私たちは世界を変えることができるのよ
7月28日、広島現代美術館(広島市南区)で、毎小読者17人とともに「オノ・ヨーコ 子どものためのワークショップ『希望の路』」が開かれました。ワークショップのテーマは、ヨーコさんが40年以上、作品を通して表現してきた「平和」です。みなさんもワークに挑戦してみてくださいね。 【小丸朋恵】
いっしょにやってみよう
ヨーコさんは、夫でビートルズのメンバー、ジョン・レノンさんと「愛と平和」を訴える作品を多く残してきました。子どもたちはヨーコさんとともに、戦後66年間平和の大切さを訴えてきた広島の地で、世界が愛と平和であふれることを願いました。
ワークショップは、会場に隠れていたヨーコさんを探し出すことから始まりました。周囲を見渡すと、壁の向こうから黒いシャツの袖と手が見えます。子どもたちが元気いっぱいの声で「ヨーコさん!」と呼ぶと、笑顔のヨーコさんが登場。「みなさん、私たちは世界を変えることができるのよ」と語りかけました。
毎小読者17人と平和ワーク
主催・毎日小学生新聞
壊れたカップをくっつけて

「メンドピース」は、ヨーコさんの代表作の一つです。壊れた陶器の破片を、接着剤を使って元に戻します。
「ある少年がね『離婚しようとしてたパパとママが、メンドピースのパフォーマンスを見て、仲良くなった。ありがとう』というメッセージをくれたの。カップを元に戻すことは、世界をつなぎ合わせることと同じ」とパフォーマンスに込めた思いをかたりました。
ヨーコさんに教わりながらカップのかけらをくっつけた島根県大田市の藤井珠希君(小3)は、カップを元に戻すのは難しいけど、楽しい。続きを家でやりたいです」と話していました。
ヤーンピース
3色の毛糸が子どもたちに巻き付けられていきます。光の黄色、雲の白、青は空を表します。福岡市中央区の増本涼太君(小3)が「もっと光をちょうだい!」とリクエストすると、体は黄色の毛糸に包まれました。毛糸の端を握ったヨーコさん「みなさんの体が空に続いているわ。そして私はあなたたちとつながっているのよ」とほほ笑みました。

ヨーコさんはふいに、会場の椅子を見て「この椅子は、どのように使うの?」「身を隠すもの?」「となりに寝てみようかしら」と、椅子を逆さまにしたり、倒したりします=写真。子どもたちは答えにつまります。沖縄県恩納村から参加した小谷地光君(小4)はヨーコさんの横に立ち、「ずっと立っていると足が疲れるから、座るときに椅子を使います」と教えてあげました。何度か問答を繰り返し使い方が分かったヨーコさんは「確かに椅子に座ると楽ね。だからみんな椅子が好きなのね」と、椅子にキスをしました。
10年後 約束のかけら

一生懸命カップを直したり、短冊に平和への思いをびっしり書き込む子どもたちに、ヨーコさんは、白い大きなツボを割ったかけらをプレゼントしてくれました。「10年後、かけらを元に戻しましょう。みなさん、また会いましょうね」と語るヨーコさんと、再会を約束してお別れしました。福岡県行橋市の工藤紗矢さん(小6)は「10年後、みんなでつぼを完成させることができたらうれしいです」。茨城県竜ヶ崎市の都留和葉さん(小6)は「ヨーコさんは、この人と活動したいと思わせる、世界のリーダー的な存在だと感じました」と話していました。
あなたの願いは何ですか


一生懸命カップを直したり、短冊に願いを書いて、モミジの木にくくりつけました。ヨーコさんは「私はいつも世界平和を願ってきたから、今日はみなさんの幸せを願いたいわ」と、短冊に「今日会った子どもたちがみんな、平和で楽しい人生を送りますように」と書き、枝にくくりつけました=写真上。
原爆で曽祖父を亡くした広島県府中町の中島春香さん(小4)は、「家族みんながいつまでも笑顔でいられますように」という願いを込めました。


















